2017年09月13日

陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老

陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 田老編

宮古市田老ではバスに地元ガイドさんが乗り込んで津波の研修。
4,000円の復興支援協力金を払って約40~50分

最後に震災遺構「たろう観光ホテル」の6階に上って
震災当日この場所から撮影した津波動画を見せてもらえます。
陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老

ホテルは4階まで浸水。
1階・2階部分は津波に完全にぶち抜かれています。
陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老

陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老
外階段を上がって6階へ


ガイドさんの話によると・・・

宮古市田老(旧田老町)は明治・昭和三陸津波で多数の死者を出し、
以来、高さ10mの二重堤防が町をすっぽり取り囲み、
町内全戸から山手の避難場所までまっすぐに張り巡らされた避難路
さらに避難路は高台で繋がって合流できる等、
「防災の街」として、全国から視察の絶えない町でした。

ところが、
東日本大震災ではこの設備に過信があったのでしょう。
逃げないで犠牲になった人多数という惨状。

莫大な資金を投じて設備してくれた先人に申し訳ない。
安全は堤防があるからではなく、人が逃げるかどうかなんだと痛感したそうです。
陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老


ホテルは当時、チェックアウトとチェックインの間の時間帯でお客様は居らず、
従業員もすぐ避難させて社長1人残ってビデオカメラを回したそうです。

この建物では亡くなった人が居らず、
壁財が柔らかい素材で簡単にぶち抜かれてしまったため、
土台や鉄骨が歪まなかったので、
いち早く震災遺構として残すことが決まったとの事。

この映像を撮ったこの場所で見てもらうのが一番ということで映像は門外不出。
ガイドさんとこの場所に来ないと見れません。


ただただ呆然とする衝撃の映像です。

6階から撮っていればこそ海は見えますが、
10mの堤防に遮られ、
津波が堤防をはるかに越えて来るまで、下にいる人に津波は見えていません。
堤防を越えてからほんの10~20秒程度で街は飲み込まれてしまいました。
いかに早く逃げることが大事か思い知らされます。


★決して人を迎えに行ったり戻ったりしない、【個々が自分の判断で逃げる】
 生きていれば必ずあとで再会できます。
★「皆がいるからここは安心」ではありません。
★その場では笑われてもいいから、とにかくなるべく早く、なるべく高い所へ【率先して逃げること】。

これが津波非難の鉄則です。


貴重なお話と映像ありがとうございました。


2016年4月から始まったというこの地元ガイド企画。
まだ体験したことのない方はぜひ体験してみることをおすすめします。

宮古市観光文化交流協会
0193-77-3305


前沢出発で陸前高田から北上してきたと伝えたら
ガイドさんもびっくりしてましたface08
さらにこれから八戸まで行くと言ったら、さらにびっくりされましたicon14icon14
陸前高田~八戸 弾丸ツアーその3 宮古市田老


▼その4へつづく・・





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